コンタクトレンズ取扱方法
まずはじめに、コンタクトレンズは高度管理医療機器です。
コンタクトレンズは、デリケートな瞳に直接のせて使用するものです。眼の安全を守るために、レンズの取扱いは十分注意してください。コンタクトレンズは、必ず眼科医の検査・処方によってお求め下さい。
特に注意していただきたいこと
・装用時間を正しく守る事。
・取扱方法を守り、正しく使用すること。
・定期検査は必ず受けること。
・少しでも異常を感じたら直ちに眼科医の検査を受ける事。
※装用時間には個人差があります。必ず眼科医の指示に従ってください。
※ドライアイや角膜障害など、眼科医が不適当と判断する場合には装用できません。眼科医にご相談ください。
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装用スケジュール
コンタクトレンズの装用に慣れるまでには個人差がありますので、眼科医から指示された装用スケジュールをお守りください。標準的なスケジュールはこちらです。
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定期検査
調子よく装用していても眼に障害をおこしていたり、レンズに傷が付いていたりすることがあります。コンタクトレンズを安全かつ快適に装用していただくために、眼科医から指示された定期検査を必ず受けて下さい。 |
【定期検査スケジュール】 |
装用開始 |
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[1週間後]
第1回
定期検査 |
→ |
[1ヶ月後]
第2回
定期検査 |
→ |
[3ヶ月後]
第3回
定期検査 |
→ |
その後3ヶ月に1回は必ず定期検査を受けて下さい。 |
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コンタクトレンズのケアについて
レンズケアの必要性
コンタクトレンズを装用していると、たんぱく質、脂肪、カルシウムなどの涙液分泌や化粧品などの汚れがレンズに付着します。これらの汚れをそのままにしておくと、かすみやくもりで見えにくくなる/装用感が悪くなる/眼障害をおこすなどの原因となります。取扱説明書をよく読み、正しいケアを行いましょう。
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■実は、眼の中でもレンズは汚れてる
涙に含まれる、たんぱく質や脂肪が、レンズに付着します。 ■レンズの装着は必ず手を洗ってから
汚れたままの手や指は、細菌やカビなどの微生物の宝庫です。 ■汚れは、こすり洗いで落とそう
「汚れ」と「雑菌」の両方を落とすためにきちんとこすり洗いをしましょう。 ■ケースやホルダーのケアも忘れずに
清潔に保たれていないケースやホルダーは細菌やカビなどの微生物の繁殖を招きます。定期的に新しいものに交換しましょう。 |
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ハードレンズケアの種類
【つけおき洗浄】
酵素の力によって、汚れを落とします。洗浄・保存液と酵素液を組合わせて使用するタイプと洗浄・保存・タンパク除去が1本でできるワンボトルタイプがあります。
【こすり洗い洗浄】
洗浄液と指による物理的な力によって汚れを落とします。研磨剤を配合しているタイプと配合していないタイプがあります。 |
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ソフトレンズケアの種類
ソフトレンズは汚れの他に、レンズの性質上、雑菌やカビなどが繁殖する可能性があります。そのため、洗浄・消毒を行う必要があります。
【過酸化水素タイプ】
過酸化水素の力によって洗浄・消毒を行うため、熱によるレンズの劣化がありません。また、高い消毒効果が期待できます。手荒れなどが気になる方、レンズを破損されやすい方にお勧めです。
【MPS(マルチパーパスソリューション)】
レンズの洗浄・消毒・保存が1本で行えます。こすり洗いにより洗浄と除菌を行い、レンズ保存中に残存した雑菌を消毒します。
【煮沸消毒】
洗浄液によるこすり洗いを行った後、加熱して消毒を行います。 |
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